長寿と不老の願い
エビは、加熱すると背中が丸くなり、長いひげを持つ姿が、腰が曲がった老人や長いひげを蓄えた仙人を連想させます。この姿から、「腰が曲がるまで長生きできますように」という、長寿や不老を願う代表的な縁起物とされています。
また、エビの鮮やかな赤色は魔除けの色でもあり、厄災を遠ざける意味もあります。
人生100年時代と言われる現代、単に長生きするだけでなく、「健康寿命」を延ばすことへの関心が高まっています。エビの願いは、「単に年を重ねるのではなく、元気で長生きし、生涯現役で活躍する」という現代的なメッセージとして受け取ることができます。生き生きと老後を送るための、健康への意識を高めてくれる一品です。
エビを背中を曲げたまま調理するのは、この長寿の願いを強調するためです。まっすぐなエビは縁起が悪いとされるため、必ず竹串などを刺して形を固定します。